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足だけの「独特な二オイ」の正体は

では、イソ吉草酸を定着さえないようにするにはどう洗えばよいのでしょう。実際のところ、私が見てきた限り、たいていの人は足の洗い方が足りないようです。そういうと、「いや、自分はしっかり洗えている」と反論する人もいます。しかし本人が一生懸命洗っている「つもり」でも、実際には洗えていないというケースがよくあるのです。足を洗う際のポイントは、次の2つです。

①足の指のあいだまで洗う
②定の爪のあいだを洗う

指のあいだは垢や汚れがたまりやすく、体を洗う時におざなりになりがちな場所でもあります。あなたは足の指のあいだを1本ずつ広げて洗っているでしょうか? そこまではやっていなかったという人は、これから1本1本広げるように伸ばしながら、指のあいだを泡で包み洗いしてください。このとき、指の裏側も忘れずに。爪の先や、爪と周囲の皮膚とのあいだの汚れは、普通に洗っていても、落としきることができません。しっかりかき出すために、歯ブラシを1個、足の指専用にして浴室に置いておき、1週間に1度使うようにするとよいでしょう。また、洗う時にシャンプーを使うと、足のニオイを予防しやすくなるといいます。洗いすぎは禁物ですから、皮膚の上の常在菌まで消してしまわないよう、「足の指のあいだ」と「足の爪のあいだ」という2つのポイントを入念に洗ってください。

ここまでは汚れやニオイを定着させない洗い方を紹介しましたが、しみ込んでしまつたニオイには、酢を使った足浴がオススメです。足の汚れを落としたあと、大きめの洗面器にやや熱めのお湯をはり、大さじ3杯程度の酢を入れて両足をひたすだけ。酢に含まれるクエン酸が、細菌の繁殖を抑えます。湿り気は雑菌を繁殖させる原因となるので、浴室から出たら指のあいだから爪の周囲まで、水分を残さずよくふきとり、乾燥させましょう。洗いすぎや乾燥でかかとが角質化している人は、要注意です。汚れが入り込み、ニオイのもとになってしまうので、保湿クリームでなめらかな皮膚をとり戻しましょう。

定着してしまった「足のニオイ」は シャンプーと酢で落としきる!

ニオイが気になる体のパーツの3つ目は、「足」です。これは心当たりのある人が多いでしょう。とくに1日中歩きまわった日などは、靴下をぬいだときの足のニオイに、思わず顔をそむけてしまったということもあるはずです。そんな強烈なニオイが起こる最大の原因は、ズバリ靴です。足は体の中でも汗腺が集中していて、緊張したりすると汗をかきやすい場所です。じつは、手のひらも同じように汗をかきやすい場所なのですが、常に外気にさらされているため、蒸れることがなく気づくようなニオイは発生しません。

一方の足は、汗かきな場所であるにも関わらず、常に靴下や靴で密閉されています。すると汗がこもり、靴の中を高温多湿にします。高温多湿になった靴の中では雑菌が繁殖しては、せっせとニオイ物質を作り出し、結果、悪臭が発生するというわけです。極端な話をすると、裸足で生活をすれば、足のニオイに悩まされることはほぼなくなります。とはいえ、「じゃあ裸足で生活しょう!」というわけにもいきませんね。足のこオイは現代人ならではの悩みであるといえるのです。

脇の下に匹敵するような強いニオイがする足ですが、意外なことに足の裏にはアポクリン汗腺はありません。代わりにニオイのもととなっているのが、アンモニア、酢酸をはじめとした物質で、とくに足独特のニオイは「イソ吉草酸」という脂肪酸が主となっています。イソ吉草酸はごく微量でも強いニオイを発し、しかも一度発生するとなかなかニオイがなくならないという困った物質です。

その分泌量は遺伝的な要素が強く、汗にイソ吉草酸が多く含まれる体質の人ほど、足がにおいやすいことがわかっています。しかも日々の入浴で、しっかり洗えていないと、イソ吉草酸は角質層に定着していきます。しみ込んでしまったニオイは、表面をサッと洗ったくらいではとれませんから、足のこオイ対策では、イソ青草酸を角質層に定着させないこと、そして足の清潔を保つことが何より大切なのです。

手汗 治したい

週に一度「頭皮クレンジング」をする

さらにオススメしたいのが、週に一度の「頭皮クレンジング」です。用意するのは、頭皮クレンジング用のクレンジング剤だけ。ドラッグストアやインターネット通販などで手に入りますが、女性が顔のメイクを落とすのに使うクレンジングオイルが家にあるようであれば、それを使ってもかまいません。

①頭が乾いている状態で優しくブラッシングして髪のもつれをとり、汚れを浮かせる。

②クレンジング剤を手にとり、脂が多く出る頭頂部を中心に、指の腹で頭皮になじませていく。クレンジング剤の量は各商品の用量を確認する。

③頭皮全体を軽く円を描くようにマッサージし、1分ほどしたら洗い流す。

④最後にシャンプーをする。

皮脂の詰まりや汚れは1分ほどで浮き出てきますから、時間をかけて行なう必要はありません。頭皮クレンジングは、週に一度を目安に行なうと、皮脂腺の詰まりが解消され、脂臭さがなくなります。頭皮クレンジングの際には生え際から頭頂部に向かって、5本の指の腹で頭皮をもみほぐすマッサージを行ない、血行を促進させると、頭皮と頭髪がイキイキし、ニオイが発生しにくくります。

髪の毛が二オイを吸い込んでいる!

「頭髪臭」は、髪の毛に外からのニオイが付着することが原因です。空気中には、ホコリや目に見えない小さなゴミが漂っています。常に外気に触れている髪の毛はこれらを吸い込み、長くとどめてしまいます。そこに頭皮からしみ出した皮脂が混ざれば、ひどいニオイになるのも当然でしょう。さらに、朝にシャンプーをする習慣がある人は、知らず知らずニオイを強くしているかもしれません。時間のない朝のこと。シャンプー後に十分乾かさず、生乾きのまま外出すると、タバコや排気ガス、食べ物のニオイなど、外出先のさまざまなニオイを付着させることになります。しかも急いで乾かそうとしてドライヤーの熱風を押し当てるようにすると、髪を痛め、硫化水素やメルカブタンなどのニオイ分子が発生し、悪臭を生み出します。

●シャンプーはすすぎに時間をかける!
では、頭のニオイを解消するにはどうしたらいいのでしょうか? この答えはただ1つ、正しくシャンプーをすることです。オススメするシャンプーのやり方は…

①シャンプーの前に髪全体を優しくブラッシングし、ホコリや汚れを浮き上がらせる。

②髪と地肌がシャンプー液で傷まないよう、シャワーを使って十分に濡らす。

③適量のシャンプー液を手にとり、よく泡立ててキメ細やかな泡を作る(頭部がしっかり濡れていると、シャンプーが少量で済む)。

④後頭部から前頭部に向かって、地肌を指の腹で優しくマッサージするようにもむ(頭皮が傷つくと、かえって汚れをためこんでしまうため、爪は立てない)。

⑤すすぎは時間をかけて、しっかり洗い流す。とくにえり足やもみ上げは、すすぎ残しをしやすいので要注意。

清潔にするためのシャンプーですが、じつはシャンプー液の主成分は界面活性剤で、髪に大きな負担を与えます。そのため、しつかりすすがないと、髪の水分を保つ皮脂膜が痛み、枝毛や切れ毛になったり、周囲のニオイ成分を吸収しやすくなります。髪の毛と頭皮に余計なダメージを与えないよう、しっかり流すことが重要になるのです。

「頭のニオイ」の原因は「皮脂腺」! 頭皮のクレンジンクで脂を落とそう

●毎日シャンプーをしても頭がにおうワケ
脇の下に次ぎニオイが気になる部分に、「頭」があります。ほとんどの人が毎日シャンプーをしているため、頭のニオイはそこまで気にならないという人が多いのかもしれません。ところが、清潔にしているつもりでも、汗をかいた日や、風が吹いた瞬間などに自分の頭から嫌なニオイがしていることに気がつき、驚いたという詰も聞きます。

●頭皮の毛穴づまりが頭の二オイを強くする
じつは頭が臭くなるのには大きく2つの原因があります。それが「頭皮臭」と「頭髪臭」です。「頭皮臭」は文字通り、頭皮が原因となるニオイです。頭に脂っぼいニオイを感じている場合は、この頭皮臭の可能性があります。頭皮は人体の中でもとくに脂っぼくなりがちな場所で、額から鼻の頭にかけてのTゾーンの約2倍もの皮脂腺があるといわれています。

その上、頭皮にはフケの問題もあります。フケの正体は角質細胞がはがれたものですが、これが細菌の栄養になります。栄養をとった細菌はせっせと汗と皮脂の分解に励み、結果、頭のこオイが強くなるのです。また、頭皮にはたくさんの毛穴があり、しかも1つ1つが大きいので、汗や皮脂、フケなどの老廃物、さらにはお酒落のために髪につけるジェルやワックス、スプレーなどの整髪料が混ざりながら詰まり、これもニオイの原因になります。

ワキガ体質である可能性が高い人は、汗の対処とは違ったお手入れが必要になります

●入浴・洗い方
まず、できれば毎日、就寝前にお風呂に入るかシャワーを浴びます。脇の下を洗う時は、天然素材のやわらかいタオルと固形石けんでやさしく洗いましょう。脇に1日の汚れと角質をためないことが目的なので、力をこめて洗う必要はありません。

●日常のケア
家庭でできるワキガのケアは、とにかく清潔を保つことです。細菌の繁殖を防ぐためにも、におう前に、水で薄めた消毒用アルコールを含ませたガーゼか、携帯用のウエットシートでふくようにするとよいでしょう。とくに銀イオン配合のウェットシートは、殺菌効果が高いとされ、消臭効果も期待できるといいます。とはいえ、やりすぎは禁物です。皮膚がかぶれたり、赤くなったりしたら、皮膚環境が悪化するので、自分の肌やコンディションを見て、頻度を決めてください。また、肌着やシャツなど、脇の下に接する衣類は汗をかいたら変え、その日のうちに洗濯します。頻繁にクリーニングに出すわけにいかない上着などは、消臭スプレーを使うのもよいでしょう。

●脇毛の手入れが重要ポイント
そして、ぜひともやっていただきたいのが「脇毛の処理」です。男性には抵抗を覚える人も少なくないでしょうが、ニオイのもとになる細菌は、脇毛をすみかにしてニオイを広げます。脇毛の有無でニオイの強さがだいぶ変わりますから、ぜひやらていただきたいと思います。処理をする時は、清潔なよく切れる安全カミソリなどで、皮膚を傷つけないよう、そっと剃りましょう。完全に剃ってしまうのは嫌だという人は、1㎝ほどに短くカットするだけでも効果があります。意外に思われるかもしれませんが、脇の汗臭さ対策として紹介したデオドラント商品は、ワキガ体質には、あまり有効ではありません。制汗剤をいくら使っても汗を完全に止めることはできませんし、パウダー入りスプレーを吹きつけると、成分が汗を吸ってダマになり、それがまたワキガのニオイを強めることがあるのです。体と衣類をこまめに洗い、脇毛を処理するというのが、ワキガ対策の二大原則と覚えておくとよいでしょう。

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